2012年3月30日金曜日

私から始まる環境浄化 3




EMボカシとは?

EMぼかしは、元琉球大学の比嘉照男教授によって開発された。EM菌(Effetive Micro-organisms=有効微生物群)をもとに米ぬかなどで醗酵熟成させたものです。

今、地球上あらゆる所で汚染が急速に進んでいるという、悲惨な現状を私たちは知っております。  


これを防ぐためには、私たちの身の回りから、
環境浄化を始めていくのが貢献の近道です。


生命の一番小さな単位である微生物を使っ て、これを堆肥化し土に戻すという事は、単にゴミを減らす事にとどまらず土を活性化させ、社会環境、生活環境をきれいにすることにもつながります。


このようなシステ ムが社会全体に広がっていくならば、私たちの生活環境がだんだん蘇生され、住み良い暮らしにつながるものと期待できます。 



 EM生ゴミ堆肥の作り方

準備するもの

1、密閉バケツ(2個あれば便利)

2、EMぼかし (作り方は下記参照) - 既成のぼかしを買うこともできます。 
                               
3、生ゴミ
 

作り方

1、ビニールやホイル、紙などは取り除き、生ゴミの水分は十分に切る。
2、スイカの皮など大きいものは、適当にカットする。卵の殻・貝殻等は、砕く。
3、ぼかしあえにする。
4、容器の蓋はきちっと閉め、密封を保つ。
5、一杯になるまで繰り返し、直射日光の当たらない場所に容器をおく。
6、1週間(夏)から2週間(冬)置くと、発酵完了。


   表面に白い菌糸が生え、糠味噌のような香りがしたらOK。


使い方


できあがった堆肥は、畑の場合、畝と畝の間を堀り、土とよく混ぜ合わせて、その上に10センチくらい土をかぶせます。
(酸性が強いので根元に入れないこと。土が酸化することはない。)
上に植え付ける場合は1~2週間後にします。


 



プランターの場合水はけの良い土(赤玉土等)の上に堆肥と土をよく混ぜ、さらにその上に土をかけ、7~10日間は雨や水がかからないようにビニール等で覆っておきます。
(白いカビが出ていても失敗ではない)。そのあと種(苗)を植え付ます。





ポイント
1、生ゴミにEMぼかしをまんべんなく馴染ませる
2、空気に触れないように、しっかり密封する。
3、抽出液が溜まるタイプの容器では底に糖蜜か、砂糖を濃い目に溶かした水をあらかじめ入れておくと抽出液が腐敗しにくい。
4、溜まった抽出液はトイレ、下水へ流すと匂いも消え、微生物の働きできれいになります。
5、ぼかしは夏は多い目に、魚や肉を入れた時も多い目に入れると良い。


EMぼかしの作り方

家庭菜園でも作れるように、具体的な作り方を説明しましょう。

「材料」
1 EM-1 40cc

2 糖蜜   40cc・・・EM菌の発酵を        促進します。

3 米ぬか  10kg

4 籾殻   2kg

5 水(40~50℃のお湯)3L(ひと晩汲み置きの水)
バケツ またはビニール袋

「作り方」

1 EM希釈液(AEM)を作る。
EM1と糖蜜を水(40℃~50℃のお湯)に混ぜ、100倍の希釈液を作る。

2 米ぬかと籾殻を加える。まんべんなく混ぜます。握ればほんのり湿っていて軽く崩れる程度  がちょうど良い状態です。

3 バケツの中に入れて密閉してください。日陰で乾燥した場所に保管します。甘酸っぱい発酵  臭がしてきたら完成です。(2週間を目安にしてください)

早めに家庭菜園や生活に活用してください。約1ヶ月~3ヶ月程度かかります。

「長期保存の仕方」

完成したEMぼかしは、ビニールシートの上に薄く広げて日陰干しにしてください。EM菌は、紫外線に弱いようです。

生で使用したほうが効果は大きいようです。湿っていれば発酵が進んでしまうので、まとめて作って小分けで使いたい場合は、乾燥したEMぼかしを袋に小分けして日陰に保管しておけばいいでしょう。

生ゴミと混ぜ合わせて堆積しておけば、さらさらの堆肥になります。これを家庭菜園に施せば、完全無農薬栽培による、理想的な家庭菜園を実行できるでしょう。