2012年5月5日土曜日

私から始まる環境浄化 EM菌のお話    1

EM菌の話

 ”EM菌” とは何でしょうか?  
 

by  EM  distributor in WA

”EM" とは EFFECTIVE  MICROORGANISMS  の略語です。
(有用微生物群すなわち、乳酸菌とか酵母菌、光合成細菌とか
人間と自然に役立つ働きをする微生物達です。)

1982年、当時琉球大学比嘉照夫教授(現、名桜大学教授)が開発した、自然界にある(乳酸菌群、酵母群、光合成細菌群から嫌気、微好気の複数の有用な微生物を集め培養し、液中に複合共生させた資材です。

生活環境の汚れをきれいにして、腐敗菌を抑える働きを持っています。

 一般的に、悪臭や水質汚染など環境悪化の原因の多くは、腐敗 (酸化) 型の微生物が関係しています。この対策として、従来は消毒・殺菌・物理的な除去等が行われていますが、腐敗する前に有用な微生物を定着させる事で、問題解決する事をEMは可能とします。この手法は、腐敗をおこさないばかりでなく、原因物質を資源化することができます。

結果として、EMの活用により、生ゴミは家畜のエサや肥料へ、排水汚泥は上質の堆肥へ、そして家庭排水はプランクトンのエサとなって様々なシーンで資源が循環し、生態系も回復へと向かいます。

腐敗か発酵か、根元の方向性を変える力を持ったEMは、従来とまったく違ったロジックで問題を解決することが可能です。

EMを構成する主なメンバー

乳酸菌


分類学上は、細菌の一種で、糖を大量の乳酸に変える (乳酸発酵)微生物の総称です。この微生物の特徴は、他の微生物と比較的容易に共存共栄できる点です。

長寿と健康に最も影響を与える微生物として、注目されてきました。最近の研究で は、乳酸菌による整腸作用の他、免疫賦活、抗腫瘍性、抗変異原性、血清コレスレロール低下作用、血圧低下作用などが明らかとなってきました。

EMの世界では、病原菌などの悪い菌を、こらしめ、良い菌が増えるように応援してくれます。

酵母

酵母とは、「発酵のもと」と言う意味で、お酒の醸造やパンの製造には欠かせない微生物です。

酵母は、分類学上は、真菌類 (カビ) の一種です。カビとことなる点は、一生のうちのほとんどが、単細胞で生活している点です。微生物の世界の中では、小さなグループですが、人間の生活には欠かせない微生物です。

酵母は、花蜜や果物の表面のような糖分の多いところで生活しています。 EMの世界では、アミノ酸や多糖類などの、色々な生理活性物質をつくる働き者です。

光合成細菌

光合成細菌は地球上の酸素が現在の濃度になる以前より存在している古い細菌です。その名のとおり、太陽エネルギーを利用してさまざまな有機物や無機物を代謝することができます。

光合成細菌は水田や湖など地球上至るところに存在しています。実用面では、光合成細菌は特に環境分野でその力を発揮することが知られています。なか でもその有機物分解力の高さから、廃水処理に有用で実用化もなされています。農業や水産、畜産でも現場レベルでの研究報告が存在しています。特に水田では 顕著で、他の微生物と共生して有益な働きをします。その他にも水素生産、難分解性物質の分解などの分野でも研究が進んでいます。

光合成細菌の代謝系は非常に多様であり、地球上での窒素循環、炭素循環の中で重要な働きをしています。また、光合成細菌はEMの中でも中心的な役割を果たしており、不可欠な存在といえます。

 EM にはこんな力があります。


*土が生き生きとし、農薬や科学肥料を使わなくても作物が豊かに実るようになる。

*抗酸化力が強いので、物が腐ったり病気になるのを防ぐ。

*汚染物質を分解する力があるので、環境問題の解決に役立つ。